Haoちゃんのひとり言

2016/10/14

おサイフケータイは成功する?!

iPhone7が発売されました。
今回は、日本仕様のiPhoneが発売され、アップルがiPhone販売において、日本市場を非常に重要視していると感じます。

概ね、メディアは好意的な報道を繰り返していますが、一方でガラパゴスを加速しているともいえます。

決済関連に着目すると、apple payの導入、フェリカを使ったおサイフケータイの復活といえます。米国目線でいえば、「ケータイに搭載された非接触ICで支払ができるなんてすごい!」ってことなのだと思いますが、日本市場でいえば、漸く7年前の機能・サービスレベルに戻ったぐらいの印象です

一部の機能での比較でしかないですが、7年前のガラケーと同等のレベルになったとも言えます。

引用元:http://marticleimage.nicoblomaga.jp/image/279/2016/e/6/e6386276117b3a0888af4b0f1b2e98b521e99ebf1473373762.jpg

加えて、「おサイフケータイの普及率が以前どうだったか?」というと、総務省の調査資料には日本全国のどの地域でもおサイフケータイの普及率は概ね10%程度だと記載されていました。一部の報道では40%の人が使っていたなんて言われていますが、ガラケー時代を思い起こしても、そんなに多くの人が使っていた印象はありません。

ガラケー時代におサイフケータイの利用継続を阻害したのは、機種変更時に事前にプリペイドバリューをサーバにアップしておかないと、次の機種に引き継げないという仕様だったことです。何もしないと入っていたバリューそのものが使えなくなるうえ、復旧するにはお金がかかる酷いサービスでした。

SUICAの場合
https://www.jreast.co.jp/mobilesuica/procedure/chg_model.html

さて今回の仕様は、その反省点を活かしているのでしょうか? 今、調べている限りでは、この仕様は変わっていないように思います。この改善点は、これからも追いかけて行きたいと思います。

ただ、望みはあります。今の若者は、ガラケーを知らないし、おサイフケータイなんてものも知りません。米国と同じように「WoW!」なんて思う人もいるかもしれないのです。

もう一つの着目点は、Apple Watch Ver2.0がFelicaチップを搭載したことです。 それ自体はiPhone7と同じですが、着目したい点はWearable端末における資金決済法で定められた表示義務です。今後、WearableなIDが出現してくることに合わせて、改正資金決済法で取り入れられることになると考えています。

さて、先般、シンガポールへ出張した際に日本との違いを改めて感じた点があります。それは、「まずは新しい技術とサービスを立上げスタートする。法律はその現状に合わせて取り決めていく」という動きです。如何にも大人な対応であり、事業者に国民の利になることをやるという思いが強いように思いました。日本は、ほんの一部の不正を厳しく取り締まる為に法律ファーストで全てを規制するところがあるため、凄いイノベーションを起こしにくいと感じます。

iPhone7の裏面に総務省の刻印が入る。あれで日本政府は本当に満足しているのでしょうか? もしそうなら、イノベーションなんて求めるよりも、まずはイノベーションを創りだせる環境を整備することから始めるべきだと思いました。

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